ロサンゼルスの学校事情 幼稚園と小学1年生の違い
娘が小学1年に進学して早1か月半ほどが経ちました。
段々と授業の内容の違いなどが見えてきました。
学習内容が濃くなっていて、ちょっとビックリ。
特にスペルテストが毎週金曜日にあるのには衝撃を受けました。
毎週毎週、その週のスペリングテストに出る単語10語が月曜日に与えられます。
今週のスペリングテストに出る10単語はこちら。
dull, cuff, cup, cub, nut, duck, rug, sun, here, come
ん!?最後のsun, here, come は The Beatlesの "Here Comes the Sun"から単語を取った?
先生もなかなかお茶目だったりします。
曜日ごとにその単語について学習する内容の宿題が出されます。
例えば、
月曜日:各単語を5回ずつ書いて練習する
火曜日:各単語を使って文章を作る
水曜日:10単語をアルファベット順に並べ替える
木曜日:スペルテストに向けて覚える
といった内容。
そして、金曜日の授業中にスペルテストをします。
でもね、先生は「スペルテスト」と言っているけど、本当に単語の「スペルテスト」だったのは8月中だけ。
9月に入ってからは「スペルテスト」ではなく、先生が言った文章を書かせる「ディクテーションテスト」になってます。
例えば、"He put his cup on his desk." みたいな感じ。
だから、覚えていった10語がちゃんと書けるだけでなく、その他の単語もある程度書けないといけない。
でも、予めディクテーションしなくちゃいけない文章を教えてもらえるわけではないので、その週の宿題の10単語以外は自力でスペルしなくちゃいけないわけです。
つまり自分の実力が試されちゃうわけです。
スペルテストなんて全くなかった幼稚園から毎週ディクテーションテストがある小学1年生とのギャップが余りにありすぎ!!!
うちの学校だけかと思って、他の学校にお子さんが通っているママ友にも聞いてみましたが、これが普通みたいで、どこの小学校でも、こういうディクテーションテストを金曜日にやっているんですって。
日本でいうところの毎週金曜日に漢字テストって感じなんですかね。
因みにうちの子は先週のテストで will を well 、sit を set とスペルミスをしていました。
それでも、点数は良かったです。
先生は一つ一つの間違いに×印を付けたりしません。
生徒のディクテーションした文章全体を見て4段階で評価し、テストを戻します。
その4段階とは、
1=今すぐ親を呼んで、今後の勉強方針について話さなくちゃいけないレベル
2=努力が必要なレベル
3=良い
4=素晴らしい
だそうです。
つまり、今の時点では多少スペルミスがあっても、ある程度先生が発音した音に近いスペルを書けていて、文章の構造が成り立っていればOKで、「4」という評価を貰えるということらしいです。
スペルミスが多いのはうちの子だけかと内心思っていましたが、娘がクラスのお友達(両親ともアメリカ人)から貰った手紙を見てみたら Should を Shood と書いてあったりするので、まだまだこの年齢だとスペルミスがあって当たり前、ということみたいです。
この大体あっていればOKっていう姿勢、私は好きです!
日本だとテストの結果やミスばかりに目を向けてしまい、段々とテストが憂鬱になってきます。
でもこちらの教育だと、「いつかきちんとできるようになる日が来るさ!」と、間違いを余りうるさく注意せずに、テストという名目でとにかく書く練習させる。そうすることで自然と正しいスペルが身についていくように持っていく。
素晴らしいっ!!!
明日も娘にはテストが待ち受けています。
頑張れ~、娘~~~~!
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