ロサンゼルスの学校事情 幼稚園について
前回の記事でロサンゼルスの学校の種類について触れましたが、今回は幼稚園に的を絞って書いてみたいと思います。
こちらの学校は大体8月中旬に始業式があり、翌年の6月中旬位に終業式、または卒業式があります。
娘は2017年8月に幼稚園入園となりましたが、入園式はありませんでした。
8時の始業ベルと共に先生が子供たちを引き連れてそれぞれのクラスルームに入る。そこで親はバイバイを言って、2時半のお迎えの時にまた学校へ行く。それだけ。
あまりにあっけなく、感動の涙も出ませんでした。
これから6月に卒業式はあるらしいので、何か感動することが起きることを期待しています。
入学式がない以外にも色々驚いたことがあります。
1.宿題がある
周りの先輩ママから聞かされていたので、覚悟はしていましたが、本当に宿題が出る。しかも、内容は英語のスペルの練習だったり、足し算&引き算だったり。
こちらの教育では読書が重要視されているので、本を読むことも宿題として出ます。
量は大したことないのですが、自分で英語をまだ読めない&書けない子に向けた宿題なので、問題文は親が読んでやり、スペルは教えてあげなくちゃいけません。
「お母さん、料理してるから、その間に宿題済ませておくのよぉ~」なんてわけにはいきません。
宿題の有無は先生にもよるらしいので、1年間読書だけでオッケー、というケースもあるようです。
2.持ち物はお弁当と水筒だけ
幼稚園から足し算や引き算を勉強させるんだから、筆記用具や教科書を毎日学校へもっていかなくちゃ行けないのかというと、全く必要ありません。
学校で全て用意してくれています。
鉛筆、クレヨン、ハサミ、のり、全部学校の物を使います。
教科書らしき物も生徒それぞれに割り当てられたファイルボックスに入っていて、それを各自の所定の場所から出して自分の机の上に置いて使っています。
【娘のファイルボックス】
もしお弁当ではなく、カフェテリアのお昼ごはん($3)を買うのであれば、お弁当も持っていく必要はないです。宿題を入れられるバックパックがあればOKということになります。
3.朝ご飯が無料で全生徒に当たる
これは学校によるみたいですが、娘の学校では無料で朝ごはんが提供されます。
朝8時に担任に教室へ案内されたのち、最初に生徒たちがすることは朝ごはんを食べること。
メニューはというと、日本人の感覚から言うと、「そんな物、朝食に出しちゃうの???」っていうものが出てきます。砂糖がたっぷり入っていそうな、フレンチトーストやコーヒーケーキ、ハンバーガー、ブリート、牛乳、ジュース、バナナ、オレンジ、リンゴなど。それらが日替わりで出てきます。
食べるか、食べないかは生徒の自由意思に任されていますが、うちの食いしん坊の娘は朝ごはんを食べて登校しているのに、学校でも朝ごはんに好きな物(甘いもの)が出てくると、食べているようです。
そもそも朝ごはんが無料提供された背景には、貧困問題があるようです。低所得者層では朝ごはんを子供に与えることができず、その子たちは空腹のため、授業に集中できず、学力も下がってしまうとか。
それで始まったプログラムがこの朝ごはん全員無料提供プログラムらしいです。
他にもまだ驚いたことがあるのですが、それはまた明日以降書きたいと思います。
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